ホームページ制作コラム

インターネットとは?

ホームページ(以下WEBサイトのことをホームページとします。)の説明の前に、その技術のベースとなるインターネットについてご説明します。誰でも聞いたことはあるインターネット、そのインターネットの基礎知識はホームページを理解するうえで欠かせないでしょう。ホームページはインターネットの技術と密接に関係し、その特徴を生かして配信されています。

アメリカ国防総省で一元管理されていた情報を、分散化することになったのがインターネットの始まりといわれています。1969年国防総省がARPAにネットワークの研究をするように指示し、ARPANETができました。そのネットワークはARPANETと呼ばれ研究機関や軍事関係、いくつかの大学で構成されていました。
1989年からインターネットと商用ネットワークの接続がはじまり、1990年、そのARPANETが終了します。1992年、日本でも商用インターネット接続のサービスが始まりました。
1993年ウェブブラウザのMosaicが登場。1994年ウェブブラウザのNetscapeが登場。
このころから日本でインターネット専門の雑誌が登場しました。
そして1995年、Windows95が発売され、個人のインターネット利用者が増えるとともに、日本全国に浸透します。例えば、阪神大震災で安否確認に使われたり、坂本龍一氏のコンサートがインターネット中継される等に利用されました。そしてこの年、「インターネット」が流行語大賞を受賞し、多くの企業がインターネットを利用しホームページによって各種サービスや会社概要等の情報を配信するようになります。

技術について一言で説明すると、インターネットは、コンピュータどうしをつなぐネットワークです。インターネットの技術の核となる部分は、TCP/IPと呼ばれるネットワーク通信で、1つの線を複数のホスト(PC)で共有しており、情報(データ)をパケットに分けて通信を行なっています。
各パケットには、「どこからどこへ」を示す情報が付加されており、こまぎれにした情報をパケットとしてやり取りします。パケットとパケットの間には、別のあて先のパケットが挿入されるという仕組みで、一本の回線を占有しないで事実上同時に何人もの人たちがやり取りできます。さらに、パケットが混雑したり、ネットワークの一部で障害が発生した場合は、パケットが適切な迂回路を通って目的地へ届くようになっています。